スタッフのコラム:オシッコの病気
2013年11月30日
こんにちは。動物看護士の清水です。
11月も終わり、明日から12月です。寒い日が続いていますので、皆様お体にはお気を付けください。
ところで、気温が下がってくるこの季節になると、来院数が増える病気の一つに「尿道閉塞」という病気があります。
今回は「尿道閉塞」略して「尿閉」についてお話したいと思います。
「尿閉」はオスの猫ちゃんに多く見られる症状で、文字通り尿道に小さな砂や石などが詰まり、オシッコが出なくなってしまう病気です。
オシッコがでないまま時間が経過してしまうと、急性の腎不全を発症し、状況次第では命に関わります。
では、尿閉にならないため、早期発見するためにはどうしたらいいのか、
今回は3つのポイントをご紹介します。
①清潔な水がいつでも飲めるように用意しておく。
(これからの季節、人と同じように猫ちゃんも水分を取る量が少なくなります。水飲み場を増やすのも良い作戦です)
②オシッコが出ているかチェックする。
(何度もトイレに行くのにトイレが濡れていない、ずっとトイレでいきんでいる…これは要注意です。膀胱炎で、オシッコがたまっていなくても同様の症状が生じる場合もありますが、尿閉の危険性があります)
③不安なことがあれば病院へ
(些細なことでもご相談ください。実際に採れた尿があれば、持ってきてくれると検査可能です。尿閉かどうかは触診などで判断します)
詳しくは獣医師か動物看護士にご相談下さい。